2023年度東三河グローアップミーティング 第1回『人が輝く東三河』が開催されました

emCAMPUS STUDIOで開催!

2023年5月18日(木)14:00~17:00、emCAMPUS STUDIOにて、2023年度東三河グローアップミーティング 第1回『人が輝く東三河』が開催されました。
東三河グローアップミーティングは、産学官連携によるより良い地域づくりを目指す東三河懇話会の主催により、若手会員交流に機会として2020年より開催されてきました。今回、emCAMPUS STUDIOとの連携により、さらに磨きをかけてリニューアルしました。

3人のパネラーからの話題提供

1人目のパネラーはNPO法人クオーレの理事長 松原克成氏。
「働くことに制限がある方を応援して、楽しく働ける社会を創ること」と題して、話題提供を行いました。障害者雇用率の実態、NPO法人クオーレで取り組んでいる就労支援プログラムの様子や、障害を持つ方に向けた、スキルアップ支援の例を紹介するとともに、まちづくりや人づくりの視点から、2つのアイデアを提示しました。「メンタルの不調などで休職した従業員に対して、リワークという制度を設け、職場復帰に向けたリハビリテーションを行ってはどうか」というアイデアと、「LLP(有限責任事業組合)を設立し、障害者雇用率の義務が課せられた複数の企業で連携し、雇用を創出する」というアイデアです。

2人目のパネラーは公益社団法人 豊橋青年会議所 理事長 神尾翔氏。
神尾理事長は豊川市出身で、地元で事業を営む若手経営者の方です。事業としては、シースカイ㈱を経営し、業務の請負などを行っています。青年会議所の成り立ちや綱領についての紹介から始まり、目指す方向性について説明がありました。単年度制のもと、委員会や役職など、様々な活動を展開してきたあゆみを紹介しました。単年度制の意義については会場参加者から理由を尋ねる質問があり、神尾理事長は、役割が人を成長させるため、多くのメンバーにその機会があるようにと説明しました。

3人目のパネラーは豊橋市 企画部 企画政策課 齋藤佳世氏。
「もっと選ばれるまちへ!人づくりNo.1をめざすまち 豊橋」と題して、豊橋市の男女別人口構成や推移、課題感について紹介がありました。豊橋市が取り組む、組織の壁を超えた「人づくりNo.1のまちプロジェクト」について詳しく説明がありました。子育てや教育に重点を置いた施策を進めており、「共働き子育てしやすい街ランキング2022」で全国3位にも選ばれています。もっと選ばれるまちに向けて、市役所の職員が手づくりで「豊住(ほうじゅう)動画」を作っている事例については、参加者からそのクオリティに驚きや感嘆の声が上がりました。

パネルディスカッション&参加者の意見交換

パネルディスカッションと参加者の意見交換では、日本のジェンダー・ギャップ指数のうち、教育・健康の指標は他国と比較してよいものの、経済・政治に関する指標がよくないことについて触れられました。ダイバーシティを推進し、多様な人々が活躍できる状態にするために必要なことについて、パネラーの3者にて意見が交わされました。
会場参加者からの声としては、障害者雇用への取り組み方や、子育ての環境づくり、労働環境における男女差、女性の管理職比率や、女性がそもそも出世したいと考えているのか、その背景にはどんな思いがあるのか?という話題が出ました。さらには、そもそも障害者や女性というカテゴリよりも、誰もが働きやすい環境を考えていくべきだろう、という本質的な疑問も投げかけられました。

東三河懇話会とは?

東三河懇話会は、昭和43年の設立以来「東三河は一つ」を活動理念とし、調査研究、政策提言、産学官交流・連携事業などの地域づくり活動を行っています。
会員数は法人会員約160社(個人会員含む)、その他特別会員として東三河8市町村や地元商工会議所など12団体です。
活動に関心を持った方や、入会を検討していただける方はホームページに記載の連絡先よりお問い合わせください。
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