「常にアクションを起こし続ける」道の駅とよはし
インタビュー者:道の駅とよはし 副駅長 吉開仁紀様
東三河で持続可能な世界に向けて社会課題に取り組む食・食文化の創造者(東三河フードクリエイター)を見つけ、日本や世界に発信していく東三河フードクリエイター配信。
今回は「常にアクションを起こし続ける」道の駅とよはし 副駅長 吉開仁紀さんにお話を伺いました。
Q.道の駅とよはしではどんな取り組みをしていますか?
道の駅とよはしは 食べる・買う・体験する・使う ことを通して豊橋の魅力を発信する場所です。
そのため道の駅とよはしの中には、ヤマサちくわやジェラートサンタなどの地元の企業や飲食店が入っています。またネクストクルーザーガイドツアーなどのアクティビティ体験も行っています。
ほかにも「ニクラバ」や「アワアワアワー」などのお肉やクラフトビールのイベント開催をしたり、「うずらいも」というオリジナルのブランドサツマイモを作っています。
地域のモノを取り入れながら、市内のお客様だけでなく市外のお客様にも評価してもらえるような道の駅を目指しています。そのため、いかに認知を増やしていくかを重要視しており、東海3県など局地的なところでNo.1を目指していき、Webやテレビに取り上げてもらえるようにしています。
地域の事を正面から考えて、行政からのまちづくりだけではなく、経済活動としてどんどん色々なサービスを起こして地域にイノベーションを起こしていきたいと思っています。
Q.これまでに一番大変だったことは何でしょうか?
道の駅でクラフトビールを作るなど、新しいことに取り組む際には多くの反対があり、大変でした。
道の駅は基本的に車で来てもらう場所なので、アルコール飲料を作ることは全国的に見てもあまり例がありませんでした。その中でも、クラフトビールには流行の兆しを感じていたため、良し悪しはお客様に決めてもらうべきだと考え、クラフトビールの製造に着手しました。根負けせずに継続していくことが重要だと思います。
Q. 今後の展望を教えてください!
今は具体的なことはお伝えできないのですが、食べ物以外にも観光の分野でコンテンツを育んでいきたいと考えています。一時的な道の駅の利用にとどまらない、長い時間滞在いただけるような仕組みやコンテンツを考えていきたいです。
Q. 今後の東三河の食や農に対してどのような未来を期待していますか?
若い人がもっと表舞台に出ていくことが重要だと思います。
若い人にチャンスがない地域は衰退していくでしょうし、そのような会社は疲弊していくでしょう。
新しいことを想像する、クリエーションすることが得意な若い人は多いと思いますし、そのような人にチャンスがないと、良いものは生まれないのではないかと思います。
だからこそ道の駅とよはしは、若い人にチャンスを提供し続ける組織でありたいです。
トピック「実は私は…こんな人!」
今回は道の駅とよはし 副駅長 吉開仁紀さんにお話を伺いました。その人柄を紹介していきます!
今まで道の駅では御法度だったクラフトビールをつくってみたり、お芋をつくってみたり、ネクストクルーザー観光ガイドツアーを組み立てたりと今までいろいろ挑戦してきましたが、更に、地域資源の良いところを混ぜ合わせて魅力を発信する道の駅おじさんになれればと思っています。 これからも地元農産物を活用したお土産づくりやここにしかない体験型サービスを開発するなど、地域資源の掘り起こしを行っていきます。