地域の組織変革を推進する「あいしずHR」第9回ワークショップを開催しました

今回は2025年3月24日(木)に emCAMPUS STUDIO で開催された、豊橋市を中心に活動する地域の読書会「あいしずHR」の第9回ワークショップの様子をご紹介します。

あいしずHRとは

「あいしずHR」は、愛知県・静岡県の企業を中心に、組織のカルチャーシフト、マインドシフト、マネジメントシフトを実現し、地域で「健全な組織のバリューサイクル」を実践する企業を増やし、人々がやりがいを感じられる地域づくりを目指しています。組織変革に関する書籍を中心に課題図書を用意して読書会を定期的に開催しており、テーマに沿った意見交換や議論を通して、参加者同士のゆるやかなネットワークをつくっています。読書会をきっかけに組織や地域を良くする具体的な動きがいくつも生まれてきています!!

ビジョン・ミッション・バリュー

「あいしずHR」の野望・使命・信念は以下のとおり 。

ビジョン(野望)…愛知県・静岡県エリアに、やりがいのある新たな仕事や活躍の場を創出する

ミッション(使命)…愛知県・静岡県の地域のカルチャーシフト、マインドシフト、マネジメントシフト(またはパフォーマンスシフト)を実現する

バリュー(信念)…未来志向の人材が正しく活躍し成果を出せる新たな「組織」や「場」を創出・健全な問題意識や成長意欲を持つ地域人材をエンパワーする

今回のテーマ:「自分の頭で考える読書」

さて、第9回となる今回のワークショップのテーマは「自分の頭で考える読書」です。課題図書は、荒木博行氏の『「読む」技術——自分の頭で考える読書』。「本は『読み』によって初めて命を与えられる」というメッセージとともに、変化の時代における「本の読み方」について味わい深い考察を重ねる一冊です。参加者の皆さんは、この本を通して「本」という最高の学びのツールの取扱説明書(トリセツ)を学びました。ワークショップでは、いくつかのチームに分かれて課題図書の内容についてチームディスカッションを行い、「参加者にとっての読書とは何か」「読書と〇〇を掛け合わせると何が面白いか」といったテーマで意見交換。

チームディスカッションでは、まず「あなたにとっての読書とは?」という問いから始まり、読書に苦手意識を持ちながらも向き合おうとする声や、結果を急がず好きなジャンルから入ることで興味が湧きそうだ、等々新たな視点が投げ込まれました。続く「読書×〇〇」のテーマでは、読書をおしゃれな空間で楽しむ、漫画化してみる、おみくじのように活用する、移動中に取り入れる、プレゼントとして贈る、声優による朗読を聴くなど、読書をより身近で楽しいものにするための自由なアイデアが次々と飛び出し、SEMINAR ROOM L がどんどん創発的な場になっていきました。

チームディスカッションの後は、参加者全員で全体ディスカッションです。「読書が苦手な人が本好きになるためのアイデア」「本を読むことを通して得られる学び」「読書と様々な活動を組み合わせる提案」など、ユニークな意見が飛び出します。

今回のワークショップを通して、みなさんそれぞれ読書の新たな可能性を発見し、組織や地域を活性化するためのヒントが得られたようです。実は、読書に対しどこか苦い意識を持っていた私自身も、皆さんの真剣な眼差しや活発な意見が飛び交う様子にすっかり心を惹きつけられました。

今回のワークショップでは、「自分の頭で考える読書」というテーマを通じて、組織や地域を活性化するためのヒントを探りました。実は、この「あいしずHR」発起人のひとりでもある沢渡あまねさんのnoteでは、組織運営や働き方に関する幅広い視点から、私たちがより良い仕事や組織のあり方を考える上で重要な示唆を与えてくれます。今回の読書体験と合わせて、ぜひ沢渡さんのnoteにも触れてみてください。 emCAMPUS STUDIOは、今後も「あいしずHR」の活動に関わっていきます!!