地域の未来を考える「ミライカフェほの国2026」を開催しました!
2026年 1月 31日(土)、東三河の高校生が学校の垣根を越えて交流し、地域の未来について考えるワークショップ「ミライカフェほのくに2026」が emCAMPUS STUDIO にて開催されました。
本記事では、当日の様子をレポートしています!
「ミライカフェほの国」とは?
今年が11回目となる「ミライカフェほの国」は、地域シンクタンクである東三河地域研究センターが主催しています。 地元高校生が「魅力ある東三河づくり」を進めていくために、今後どんなことをしていくことが重要なのか考えたり、ビジネスプランや地域研究の発表を行う場として開催されています。
emCAMPUS STUDIOを会場として開催するのは3回め。昨年に引き続き、ファシリテーターは株式会社エンゲージメントフォーカス 代表の藤田拓也さまに務めていただきました。
今回は、桜丘高校、渥美農業高校、蒲郡高校、三谷水産高校の 4校から33名の生徒の皆さんが参加してくださいました。 また、昨年に引き続き、愛知大学、豊橋技術科学大学、静岡農林環境専門職大学などから大学生の皆さんにもメンターとして参加していただき、学校や年代の垣根を超えて「東三河の素敵な未来」について考えるワークショップとなりました。
高校ごとの取り組み発表
午前中は、桜丘高校、渥美農業高校、蒲郡高校の生徒の皆さんが、それぞれ取り組んでいる活動の発表をおこないました。部活動としての取り組みや地域研究学習・課外活動での取り組みなど、今年もとてもユニークな事例が発表されました。
1組目は、桜丘高校による「石巻山のカタツムリは日本一!~その調査と保護活動~」の取り組みです。
石巻山特有の貴重なカタツムリ(イシマキマイマイなど)を対象に、生息調査や保全活動について発表していただきました。
豊橋市のシンボルのひとつともいえる石巻山には、多くの貴重なカタツムリが生息しています。石灰岩地であることが、カタツムリの生育に適した環境を生み出しているそうです。「オモイガケナマイマイ」など、思わず惹きつけられる名前の種も紹介されました。
豊富な写真資料も発表資料に含めていただき、オーディエンスの皆さんも興味津々の様子でした。

2組目は、渥美農業高校による「遊休農地を減らしたい!~菜の花から始まる渥美農業高校の挑戦~」です。
渥美農業高校が位置する渥美半島は、菜の花の名所として知られ、毎年1月から3月にかけて菜の花まつりが開催される地域です。
今回の発表では、全国的な課題となっている「遊休農地」に着目し、なぜ増えているのか、増えることでどのような影響があるのかといった調査から、渥美という土地ならではの活用方法の検討に至るまでのプロセスを紹介していただきました。
「地域」「つながり」「共同」といった大きな視点で課題に向き合う姿勢が、とても印象的な発表でした。

3組目は、蒲郡高校による活動報告「蒲郡市とともに」です。
蒲郡高校は総合学科の学校で、ユニークな科目編成や主体的な学びができる点が特色です。
今回は、2025年11月に蒲郡市の竹島園地で開催された『GAMA LOVE FES』に向けて、探究活動の一環として取り組んだ内容を発表していただきました。蒲郡は「三河木綿」をはじめ、平安時代から続く繊維のまちです。『GAMA LOVE FES』は、そうした蒲郡の繊維産業と若い世代の感性が交わることで、新たな価値を創造し、未来へとつなげていこうという想いが込められたイベントでした。
当日は、写真を撮り忘れてしまうほど夢中で活動に取り組んだとのこと。唯一ムービーで紹介されたのが、会場の出入り口で来場者を出迎える「カワイイ」姿でした。 「高校生という若い世代が、地域のために何ができるのか」を真剣に考え、行動した姿が伝わってくる印象的な映像でした。

4組目は、桜丘高校による「豊橋の自然を守ろう!トンボとメダカのモニタリング調査」です。
桜丘高校では、先に紹介したカタツムリの調査・保護活動を含め、豊橋市内の豊かな生物多様性を次世代へ引き継ぐ取り組みを長年続けています。昨年の『ミライカフェほの国』でも、「ビオトープを守る」をテーマに発表していただきました。
身近な存在であるメダカですが、近年その数は急激に減少しており、環境省のレッドリストでは絶滅危惧種に指定されています。新聞などのメディアを通じて、桜丘高校生物部の活動をご存知の方も多いかもしれません。 朝倉川や水神池など、豊橋市の自然環境を守るために地道な調査を続ける高校生の皆さんの姿は、とても頼もしく感じられました。

最後は、渥美農業高校による「価格差を越える魅力を!渥農米が『選ばれる理由』を作る私たちの挑戦」です。
先に紹介した遊休農地の利活用に関する取り組みとあわせ、渥美農業高校で実施されている半年間のアントレプレナーシップ教育の成果として発表されました。 当日は、外部講師として関わられた一般社団法人Trinity Nestの三浦先生にもご来場いただき、地域課題の発見から、渥農米という商品の開発、販売に至るまでの一連のプロセス、そしてその過程での生徒の皆さん自身の成長について、丁寧に紹介していただきました。

東三河の未来をみんなで考えよう
後半は、グループワークの時間です。
学校や学年の枠を越えてグループをつくり、まずはクイズ大会からスタートしました。
テーマは、東三河の将来人口や農業出荷額のランキングなど。4択形式のクイズに、メンバー同士で相談しながら答えを導き出します。上位3グループには豪華賞品が用意されており、会場は大いに盛り上がりました。


続いて、㈱エンゲージメントフォーカス 藤田さまのファシリテーションのもと、東三河の未来を考えるワークに取り組みました。各グループには大学生メンターが加わり、心強いサポートを受けながら、活発な意見交換を通してワークを進めることができました。


一人では考え込んでしまいがちなテーマも、仲間と一緒にアイデアを出し合うことで乗り越えられる——そんな実感を得られる時間となりました。



最後は、各グループによる発表です。発表後には質問やコメントが飛び交い、対話を重ねることでアイデアがさらに磨かれていく様子が印象的でした。


今年も先生方によるグループが結成されました。”先生チーム”の発表に対して生徒から質問が寄せられる場面もあり、世代を越えた対話が生まれていたことが印象的でした。 年代やキャリアの違いを超えて、地域の未来を共に考える時間となりました。
作品展を開催します!
今回の「ミライカフェほの国2026」で生徒の皆さんが作った発表資料はemCAMPUS STUDIOにて展示いたします。東三河の学生の皆さんが地域について考えたアイデアから、インスピレーションを得てみてはいかがでしょうか?
展示期間は下記のとおりです。ぜひお越しください。
展示期間 2026年 2月 16日(月)~ 3月19日(木)
※emCAMPUS STUDIOの営業時間のみご覧いただけます
今回のプログラムのファシリテーター
今回のプログラムのファシリテーター

㈱エンゲージメントフォーカス
藤田 拓也 氏(Webサイト)
emCAMPUS STUDIO会員
トレーナー / ビジネスコーチ
「エンゲージメント向上を通して、人や組織の能力の最大化に貢献する」を使命に、人材・組織開発コーチとして、企業や起業家のビジョン策定とその実現に向けた伴走支援や、チームのエンゲージメント向上に特化した組織開発の伴走支援、プロコーチ育成事業などの活動をしています。