農家とクリエイターのマッチング事業、新しい挑戦のはじまり ―― JAひまわり佐藤光さん

活動レポート①

プロジェクトキックオフ

2025年9月に開催された東三河FOOD DAYS(サーラ不動産主催)では、東三河の農業や食の未来を担う次世代フードクリエイターが集まり、新たな挑戦を発表するコンテンツ「東三河フードクリエイターアワード」が実施されました。
生産者や事業者、クリエイターがそれぞれの視点で地域の可能性を語り合う、熱気あふれる場となりました。

優勝に選ばれたのは、JAひまわりの佐藤 光さんによる「農家とクリエイターのマッチング事業」。この提案を実際のプロジェクトとして形にしていくため、現在、サーラグループによる伴走支援がスタートしています。


農家とクリエイターをつなぎ、地域農産物の価値を高めていく取り組み。ここから始まる挑戦の様子を、活動レポートとして少しずつお届けしていきます。第1回目の本記事では、佐藤さんの想いと、これから描くビジョンをご紹介します。

★東三河FOOD DAYS2025振り返り記事はこちら

SNSで広がった、大葉の可能性

佐藤さんは、JAひまわりで大葉を担当する営農指導員として働く傍ら、「365日大葉を食べる人」としてSNSで情報発信を続けています。フォロワーは合計2.9万人、再生回数は400万回を超え、テレビ番組をはじめとする各種メディアにも取り上げられてきました。

SNSを通じた発信は、単なる話題づくりにとどまりません。バイヤーからの問い合わせにつながり、大手スーパーとの年間契約を獲得。担当するつまもの部会の売上は1年で約8000万円増加し、生産者からも喜びの声が上がっています。

SNSは単なる販促ツールではなく、作物のイメージや価値そのものを変える力を持っている――佐藤さんはそう実感しています。

一方で、多くの農家が情報発信の必要性を感じながらも、「やり方が分からない」「時間がない」といった理由で十分に活用できていない現状にも気づきました。その反対側には、地域の魅力や農産物を発信したいと考えるクリエイターがいます。本来つながるはずの両者の間に、小さなすれ違いが生まれていました。

農家とクリエイターをつなぐ仕組み

この課題を解決するために提案されたのが、農家とクリエイターをつなぐマッチング専用プラットフォームです。農家は効率よく情報発信を依頼でき、生産活動に集中できます。クリエイターは自分の強みを生かし、地域の農産物の魅力を伝える機会を得られます。

例えば、地域の直売所やブランド農産物を影響力のあるクリエイターが紹介することで、商品の魅力だけでなく、生産者の思いや背景まで消費者に届けることができます。

こうした取り組みを積み重ねることで、地域の農業全体にスポットライトが当たり、新しい価値が生まれていく。
佐藤さんはその未来を思い描いています。

伴走支援で踏み出す第一歩

現在、このアイデアを具体化する実証プロジェクトが始動しました。農業者や生産団体とクリエイターが実際に連携し、どのような効果が生まれるのかを検証していきます。これは単なるPR支援ではなく、地域の農業が持つ魅力を再発見し、持続的な発信の仕組みをつくる挑戦でもあります。

佐藤さん自身も一人のクリエイターとして、「次の主役となる農産物との出会いを楽しみにしている」と話します。


農産物にスポットライトが当たることで、消費が生まれ、地域が元気になる。小さな一歩から始まるこの挑戦が、東三河の農業にどんな未来を描くのか。

今後の活動レポートでも、その過程を追いかけていきます!
次回は4月上旬頃に公開する予定です。お楽しみに!

佐藤さんの日々の発信はこちら
▶︎Instagram:@365_oba_taberuman