まちを知り、まちを伝える ~まち歩きで発信する豊橋の魅力~
豊橋市制120周年、愛知大学創立80周年という節目を迎えた2026年。9月25日(金)、26日(土)、10月3日(土)、10日(土)の全4日間にわたり、emCAMPUS STUDIOで「まち歩きワークショップ特別編」を開催しました。

『まち歩きワークショップ』とは?
今年で5回目を迎えた本ワークショップ。
「まちを知り、まちを伝える」手法のひとつとしてまち歩きを行い、最終的にオリジナルマップをチームで制作することをゴールにしています。
今年は愛知大学開学80周年を記念して例年からパワーアップ!最終日は、NHK「ブラタモリ」にご出演の富樫幸一先生(岐阜大学 名誉教授)もお招きし、特別編として開催しました。
本記事では、全4回の様子をレポートします♪
Day1 キックオフ
まちなかをテーマにしたゼミ活動が活発な、愛知大学地域政策学部の駒木先生を講師にお迎えし、「まち歩きとは?」から学びをスタート。
グループワークでは、「どんなまち歩きをしたい?」「どんな視点に興味がある?」など自由に意見を出し合い、KJ法でまとめるワークにも挑戦しました。


Day2 まちなかを学ぶ・歩く
Day1で決めた計画に沿っていざまちなかへ。
今年は豊橋市の市政120周年というメモリアルイヤーでもあり、まち歩きのエリアはおもに豊橋駅から豊橋公園まで。ランチもまちなかでとり、グループ内での親睦も高めることができました。


午前中のフィールドワークを終えて、グループ間でも発見や気づきをシェア。それぞれのマップづくりの軸となる「テーマ」がみえてきます。


午後は、昨年に引き続き、ワークショップ初年度にも関わってくださったFarmers木村さんにご協力をいただき、Farmers施設を見学させていただきました。DIYでつくられたレンタルスペースや、現在進行中のリノベーション計画現場も見学。


水上ビルの屋上にも特別に上がらせていただき、お天気はあいにくでしたが初めての眺めを楽しむことができました。


Day2の様子は、中日新聞にも取り上げていただきました。
Day3 まちなかを描く・クロージング
Day3では、いよいよオリジナルマップ制作。
デザインや写真の選定、地図の構成、タイトルづくりなど、手と頭をフル回転させながら丁寧に形にしていきました。この日もまちなかでランチ。羽田祭りの日でもあり、少し普段と異なるまちなかを楽しむことができました。
発表の場には、このワークショップに後援や協賛をいただいた豊橋市、㈱豊橋まちなか活性化センターからもお越しいただき、発表にコメントや質問を寄せていただきました。
いずれのグループも、メンバーの思いが詰まった、とってもユニークなマップに仕上がりました。マップづくりに際しての切り口も新鮮で、気づきと学びの豊かなひとときを過ごしました。





Day4 富樫先生特別講演・愛大80周年記念ワークショップ
特別講演では、岐阜大学名誉教授の富樫幸一先生を迎え、「『まち歩き』で学ぶ都市の移り変わりと、次世代のまちづくり」をテーマにお話しいただきました。
経済地理学や都市地理学などを専門とし、NHK『ブラタモリ』でも案内人を務めた富樫先生。岐阜でのまちづくりの事例や学生時代を過ごされた金沢との比較ケースなどを手がかりに、まちがどのように形づくられ、変化してきたのかを読み解く視点を共有してくださいました。
まちづくりを考えるうえでは、建物や施設といったハード面だけでなく、そこで暮らし、働き、活動する人々の視点も欠かせません。まちの成り立ちを知ることは、これからそのまちをどのようにつくっていくのかを考えることが求められます。さらにそのためにはそのまちでどんな人がどんな暮らしや営みをするのか、具体的にイメージを持つことが大切です。
Day3までのまち歩きを終えた後ということもあり、まちの見方・まちを知る方法をより広い視点から捉え直す機会となりました。




参加者の発見がひとつの地図に!「豊橋のまちなか80の発見」マップが完成
午後は、6つのグループに分かれてまち歩き。本ワークショップの集大成として「豊橋のまちなか80の発見」マップをつくります!
再び、駒木先生にファシリテートいただきながら、次の8つの視点を手がかりにランチも含めて3時間のまち歩きをしました。
- 高低差・地形
- 歴史的建造物・痕跡
- おもしろ看板・タイポグラフィ
- 水路・暗渠(あんきょ)
- 路地裏の風景
- 人々の営み
- 植物・自然
- 街角のアート・不思議な風景
マップには、参加者がまち歩きの中で見つけた80の発見を、写真とコメントで収録。
何気ない路地の風景や、まちに残る歴史の痕跡、思わず足を止めたくなる看板やアート。ひとつひとつの発見は小さく見えても、集めて並べてみると、豊橋のまちなかが持つ多様な表情が浮かび上がってきます。
マップの土台には、オープンデータであるOpenStreetMapの地図情報を活用。データが持つ地理的な情報と、参加者自身の視点や手仕事を組み合わせることで、温かみを兼ね備えたマップに仕上がるよう工夫しています。

見慣れたまちを、違う目で見てみる。
いつも通る道も、少し視点を変えてみると、これまで気づかなかった歴史や風景に出会えるかもしれません。
今回のワークショップでは、参加者それぞれの発見が持ち寄られ、ひとつのマップになりました。一人では見過ごしていたものも、誰かと一緒に歩き、話すことで、新しい意味を持ちはじめるのではないでしょうか。
ご参加いただいたみなさま、また、ゲストでお越しいただいたみなさま、本当にありがとうございました!
今回のワークショップで製作されたマップは、今月17日から23日まで、emCAMPUS EAST 1Fで期間限定展示予定です。まちなかへお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。