第6回 Startup Weekend豊橋 @emCAMPUS開催レポート

もう気付けば、6回目になるStartup Weekend豊橋。
その名の通り、スタートアップとして新しいアイディアを週末の54時間でカタチにしていくStartup Weekend。

世界158ヶ国で7,000回以上、日本でも80都市以上で開催されている「スタートアップ」体験イベントです。起業や新事業の展開などを目指す人たちや、何かやってみたいと考える社会人から学生までが熱量高く集まる3日間となります。


そんなStartup Weekend豊橋が2021年12月10日(金)から12日(日)までの期間、emCAMPUS STUDIOで行われましたので、その開催状況をダイジェストでお伝えします。

STUDO 看板

【Day1】2021.12.10(Fri)

18:00/ついに第6回Startup Weekend豊橋の当日イベント受付が始まりました。

イベント開始に向けて続々と集まってきた参加者は、コロナ禍の鬱憤を晴らすかのようにそれぞれ熱気を纏っているのを感じました。会場に入るや否や、たくさんの方との名刺交換や交流が始まり、ファシリテーター「中本卓利さん」の軽快なトークにより開始前から会場のボルテージも上がっています。

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18:30/恒例のアイスブレイク「ハーフベイクド」から始まるスタートアップウィークエンド。

ハーフベイクドとは、ランダムに出された2つのキーワードを組合せてアイデアを発想するもので、即興にしてはユーモアがあり、そんなサービスあったらいいなと思わせるようなアイディアがたくさん出てくるので、毎回驚かされます。

19:00/いよいよピッチイベントの開始。

今回は20名がアイデアピッチに参戦し、1分間で自分の想いを伝えていきます。
まず驚いたのは、参加者みんなピッチのレベルが高い。みんなの前で発表するのって結構勇気がいることでオドオドしてしまうけど、みんな堂々としており、1分間ぴったりでピッチする人も続出。特に今回は、豊橋技術科学大学生の参加も10名と多く、就職活動や独り暮らしに関する悩みなどテーマで上がっていました。

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20:00/チームビルドの時間です。

アイデアピッチを基に、それぞれが良いなと思ったアイデアに投票し、得票数が多い順から6つのアイデアに絞られました。「古本のオンラインセレクトショップ」「AI記者」「通勤時間帯の車にハンバーガー販売」「プロ緑茶サーバー」「漫画化できるアプリ」「採用マッチングサービス」どれも面白そうなアイデアの種です。
チームが決まり、これからどんなビジネスが生まれるのか非常に楽しみです!!
「No Talk!All Action!!」を合言葉に、ここからのワクワクに期待して、会場での1日目は終了しました。

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【Day2】2021.12.11(Sat)

9:00/2日目開始です。

昨日は夜遅くまでチームで議論していたチームがほとんどだったようで、少し眠そうな方も。しかし、チームメンバーが集まり次第、ホワイトボードに集まって深い議論をしているチームも多く、朝から皆さんのモチベーションの高まりを感じました!

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10:30/チーム内での役割や、それぞれのキャラクターも少しずつ分かってきて、どのチームも盛り上がっている様子。

ホワイトボードを使ってブレストするチームもあれば、google formやSNSを活用してアンケートを取るチームや、会場にいた方にがっつりインタビューしているチームも。今回のSW豊橋で作られたチームはいずれも学生と社会人がいい感じに混ざっていて、普段あまり関わることが無い人同士が意見を出し合っている様子が印象的でした。

12:00/2日目の昼食は会場であるem CAMPUSの1階「em CAMPUS FOOD」にて、カレーを用意していただきました。

間違いなく過去のスタートアップウィークエンド豊橋の中でも3日間を通して、レベルの高いご飯が用意された会でした。
チームごとにサービスについて話しながら食べたり、全く関係ない話をして、頭の休憩をしているチームそれぞれです。リラックスしたチーム、ミーティングしながら食べたチーム、最終日の発表はどうなっていくか楽しみですね。

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13:30/ついに、強力な助っ人、コーチ達が会場に登場!

今回は遠方からもコーチの方に協力していただけました。課題は何なのか?その課題は本当にあるのか?これからの時間をどう使っていくべきなのか?コーチの方から、チームそれぞれに合ったさまざまなアドバイスをいただきます!そのアドバイスから、アイディアが変わっていくチーム、課題を深掘りしていくチームなど、それぞれ。ほとんどのチームがここから、3日間という時間の制限を意識し始めます。
ここからはグループによるワークが中心となり、アイディアを作り上げていきます。

20:00/夕飯を食べ、ついに3日目の最終日に向けて、ファシリテーターの中本さんが皆さんを鼓舞していきます。

モチベーショングラフを示し、今みなさんが感じているのはとてもきついところで、ここを抜けるとモチベーションが上に突き抜けると、みなさんのモチベーションを上げて2日目が終了。

【Day3】2021.12.12(Sun)

10:00/いよいよ最終日!!


朝から早速アンケートやインタビューにいく参加者も。
昨日の時点では顧客が見つかっていなかったチームがほとんどですが、今朝の時点ではなんと4チームが最初の顧客を見つけられたとことで、徐々に進捗に差が生じて来るのが3日目です。
相手に伝わるピッチの極意をファシリテーターの中本さんからレクチャーを受け、最終ピッチまでラストスパートとなります!!

12:00/3日目の昼食は「パスタ」でした!

トマトソースのコクと存在感のあるブロッコリーの相性が絶妙でした。このemCAMPUSでの食事も名残惜しく感じますね。
昼食で気力をつけてピッチにむけて各チーム山場となっていきます!!


作業会場の中央には、ここから最終発表までのカウントダウンがされていきます。

16:00/発表&審査


ついに最終ピッチが開幕となりました!!この3日間の成果をJudgeと言われる審査員たちにぶつける時間です。
今回の審査員は以下の4名にご協力いただきました。(敬称略)


神野 吾郎 株式会社サーラコーポレーション 代表取締役社長 兼 グループ代表・CEO
堤 孝志  ラーニング・アントレプレナーズ・ラボ株式会社代表取締役
      スタートアップ・ブレイン株式会社代表取締役
牧野 成将 株式会社Monozukuri Ventures代表取締役
森 敦子  株式会社サンルイ・インターナッショナル代表

全8チームが順番に最終ピッチを発表。
1.ジブン漫画
2.ながもん
3.Future経験
4.ビークール
5.ちくさ
6.Value to STOP
7.夢ドリーム
8.グポッド

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参加者35名(社会人20名、学生15名)と、急遽オーガナイザー(運営側)のチームも加わり計7チームがそれぞれのアイディアを発表しました。

18:00/審査員による順位発表と公表

3位:「ちくさ」
発表者自身の必要なニーズからサービスを作ったところが印象に残り、サービスを個人向けに行うということが新しいとの牧野様からの講評でした。

2位:「グポット」
パパだけの課題ではなく、社会の課題の大切な部分を担っていて社会全体が明るくなれるような情報を提供できるようにとの森田様からの講評でした。

優勝:「Value to STOP」
今回の第1位は、朝ごはんなど、車の中ですませる人向けに、アプリと連動し信号の待ち時間で窓から食事を購入できるサービスを提案したValue to STOPが受賞しました。
元は「ハンバーグを投げつける」という斬新なコンセプトと実際に存在する朝の時間の無駄な部分を活用できないかという課題が明確であったこと。なんといってもMVPを作り上げて何度も実証実験を行った点が審査員の方々から高く評価されていました。

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長いようで、終わってみるとあっという間の3日間が終わり、最後に3日間一丸となってStartup Weekend豊橋を創り上げてくださった皆さんとの集合写真!!

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18:30/懇親会

3日間の私たちの胃袋を支えてくださった、emCAMPUS FOODで最後の懇親会が行われました。新型コロナウイルス感染症対策に配慮し、ノンアルコールで時間が短めの懇親会でしたが、参加者の皆さん同士、笑顔でこの3日を振り返ったり、明日からの動きを見据えコーチや審査員に意見を聞きに行くなど、ここでもメンバーそれぞれ。

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本当の意味でのStartupWeekendは4日目からが「本番」と言われます。ここでのアイディアと仲間を継続して発展させ、ゆくゆくは世界を変える事業のスタートになること楽しみにしています。


こうして第6回目となるStartup Weekend 豊橋は無事に終了しました。この盛り上がりをこれからも広く・深くつなげていき、地域の「新しい」の芽を継続的に作っていきたいと思います。

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emCAMPUS STUDIO
【 T E L 】0532-57-5016
【受付時間】平日 9:00 ~ 21:00 / 土曜 9:00 ~ 18:00
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