第13回 IT農業ネットワークシンポジウム開催! ~「儲かる農業とは !!」~
2024年3月2日(土)、豊橋技術科学大学 先端農業・バイオリサーチセンターのプログラム修了生らでつくる第13回 IT農業ネットワークシンポジウムが、IT農業ネットワーク主催で emCAMPUS にて開催されました。
emCAMPUSでは2回目となる開催
今年はemCAMPUS STUDIOにてシンポジウムと農産物・6次化商品販売が行われました。
会場ではトマトやイチゴ、柿の加工食品、コーヒー、ドライフルーツなどが販売され、多くの参加者で賑わいました。
儲かる農業とは!!
今回のテーマは「儲かる農業とは !!」。「儲かる」ということがテーマになる機会は少ないですが、あえて稼ぐことに主眼を置いて、持続的な農業のあり方を考える場として企画されました。
基調講演として、株式会社にいみ農園の代表 新美康弘さんが「トマト、ミニトマト中心に顧客目線の地域密着経営~食卓に笑顔と健康をお届けします~」と題して講演しました。 経営概要や施設、栽培の状況、リレー栽培によって周年で出荷できる環境を整えていることや、少量培地で溶液栽培に取り組み、高品質化を実現していることを説明しました。また、南信州に開設した高原農場のことや、作業の平準化・リスク分散のために始めた露地栽培についても紹介しました。栽培技術の向上を通じた商品力強化、地道な顧客開拓、人材育成と適材適所などが経営課題として語られました。
続いて、先端農業バイオリサーチセンターの提供するプログラムのOBが登壇し、パネルディスカッションが行われました。
プログラム受講者による活動報告
パネルディスカッションの後は先端農業バイオリサーチセンターの提供するプログラムの受講者の皆さんによる活動報告が行われました。
「いちごの根を考えた高設栽培~未来ベンチ~」「有機トマトとロボット技術で挑戦する高収益モデルの実現」「玄米甘酒で地球環境と小規模農家を持続可能に」など、様々なテーマでの活動発表が行われました。
豊橋技術科学大学のひらくスマート農業のみらい
シンポジウムは会場開催のみで行われ、約70名の参加者が集まりました。豊橋技術科学大学 先端農業・バイオリサーチセンターでは、最先端植物工場マネージャー育成プログラム、IT食農先導士養成プログラム、東海地域の6次産業化推進人材育成など、スマート農業に取り組む皆さんを支援するための様々なプログラムを提供しています。
興味のある方は、ぜひホームページをご覧ください。
▶豊橋技術科学大学 先端農業・バイオリサーチセンター ホームページ
https://www.recab.tut.ac.jp/index.html