emCAMPUS EASTオープン記念講演! 安藤忠雄氏が豊橋にやってきました!
emCAMPUS EASTがオープンして早2カ月。
1月25日(火)に開館記念として、世界的建築家である安藤忠雄氏の講演会が開催されました。
安藤忠雄氏とは…?
説明不要! という方も多いかと思いますが、念のためご紹介します。
安藤氏は日本を代表する建築家です。元ボクサーで、独学で建築を学んだという異色の経歴をもっています。
大阪の『光の教会』や直島の『地中美術館』など、コンクリートむき出しの特徴的な建築物は、訪れたことはなくとも、写真を見れば「あー! あれか!」となるものばかりでしょう。
そんな安藤氏が豊橋まで来て、「人を育てる 街を育てる」をテーマに、思いを語ってくださいました。
講演会当日
メイン会場は穂の国とよはし芸術劇場PLAT。地域のみなさんを抽選でご招待させていただきました。
安藤氏の大ファンなのに抽選で外れてしまった……そんな方のために!
サテライト会場として、まちなか図書館やemCAMPUS STUDIOでも、講演会を中継でスクリーン上映しました。
メイン会場とサテライト会場を合わせて、訪れたお客様はなんと315名!
予想を超える多くの方々が聞きに来られ、安藤氏の人気ぶりを再確認しました。
テーマは「人を育てる 街を育てる」
人生100年、赤く熟れたりんごより、みずみずしい「青いりんご」のまま、20代、30代のエネルギーのまま年を取り、生きていたい、と語る安藤氏は、日本の若い人たちが心配だと話します。
「アジアの若者はどこまでも貪欲だ。そんな一心不乱さが日本人には欠けていると思う。街は人がつくり育てるもの。人がいないとおもしろくない。情熱と持続力をもった人々が、街づくりにはとにかく大切。最初からあきらめずに、一心不乱にやってみてほしい」
実はこれまで2度もがんが見つかり、5つの内臓をすべて摘出したという安藤氏。それにもかかわらず、安藤氏の話す声にはエネルギーが満ち満ちています。
安藤氏は、最近はさらにボランティア活動もされているそうです。日常の1/3がボランティア、1/3が仕事、1/3が勉強なんだとか。
2020年に安藤氏が大阪市に寄附をして話題となった『こども本の森 中之島』は、安藤氏のエネルギーがぎっしり詰まった、子どもたちへのプレゼントです。
更に昨年は岩手県遠野市に開館、今年の春には神戸市にも、新たな『こども本の森』が誕生します。
安藤氏の思いと情熱は、全国の子どもたちに着々と届けられています。
今回の講演から、私たちも安藤氏からたくさんのエネルギーをいただきました。私を含め、市民のみなさん一人ひとりが「青いりんご」として一心不乱になり、豊橋をより素晴らしい街にしていけたらと思います。
※講演会はコロナ対策を十分に行って開催されました。