問題をロジカルに分析・解決する emCAMPUS研修 ロジカルシンキング②

emCAMPUS STUDIOでは、地域の社会人が会社や組織の枠を越えて学びあう、気軽に越境学習できる研修やワークショップを多数開催しています。 

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2024年9月20日(金)、株式会社リードクリエイト シニアコンサルタント 橘和 宏 講師をお招きし、今年最後のemCAMPUS研修『ロジカルシンキング②(問題解決)』を開催しました。橘講師は先日開催した『ロジカルシンキング①(書く話す)』や『マネジメント力向上トレーニング』にもご登壇いただき、柔らかい問い掛けと快刀乱麻の解説で大変好評をいただいています。

スタートはベースとなる論理的思考力を再確認

emCAMPUS STUDIOでは、地域の企業・団体の人材育成課題に合ったプログラムを、地域のビジネスパーソンが交流しながら学べる形式で提供しています。今回は13の企業・団体から20名の方にご参加いただきました。論理的思考力は社会人のベーススキルの一つではありますが、製造業からサービス、インフラ、学校法人まで多様な受講者の皆さんの業務における活用度は様々。ロジックツリーやグルーピング、フェルミ推定といった身近なワークで基本を振り返りました。

某カフェの売上を論理的に推測するワークでは班ごとにロジックツリーを展開したり、経験談をもとに数字を予想しながらホワイトボードを囲んで議論が盛り上がりました。講師からは推測のロジックツリーの中にファクトを噛ませることで説得力が高められること、事象を「分けて」要素で考えることが問題解決につながっていくという説明がありました。

問題の見方を変える

頭のストレッチが終わったところで、いよいよ「問題発見・解決」の進め方に入ります。

「問題」とは?の問からスタートし、「良い問題」のポイント、見つけ方について学びを深めました。問題を明確化するための3つの軸(視野、視座、視点)から問題を見つめ直すワークや、問題を分解して考える際の切り口を考えるワークでは、従来と異なる角度で問題を捉え直す過程に苦戦をしつつも、メンバーと話し合いながら新たな視点を獲得する様子が印象的でした。

問題を要素に分けて考えるツールとしてロジックツリーについても改めてポイントを見直しました。受講者からは「MECEにするための良い考え方がわからない」という声があがり、講師からの「対義語を意識して」というアドバイスを受け、2段目、3段目と順調にツリーを伸ばしていくシーンも見られました。記事にはしていませんが、emCAMPUS研修ではロジックツリーを中心に論理的思考力を鍛えるロジカルシンキング①研修も開催しております。基礎を押さえ直したい、なんとなく独学でやっていることをハッキリと言語化して身につけたい、という方はぜひ合わせて受講をご検討ください!

実践!問題の真因を探る

後半には事前課題で取り組んだケーススタディを再度分析し直し、真因の特定ワークを行いました。各班で学んだポイントを復習しながら、ロジックツリーを展開して分析を進めます。受講者の皆さんからは「解決の結論ありきでツリーを作ってしまった」といった声があり、講師からは「所在の特定にはいわゆるどこどこ分析、真因の掘り下げにはなぜなぜ分析が重要」といったアドバイスがありました。

アンケートでは、「チームを巻き込むためにも人に伝わりやすい問題の切り口を考えたい」、「理論と実践があって学びやすい。ある程度実務経験を積んだ若手にも受けてもらいたい」といった嬉しいお言葉を多数いただきました。

1日沢山のワークに取組みながらの異業種交流の機会となりました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。ぜひ、周囲の方にもemCAMPUS研修をおすすめください。

emCAMPUS STUDIOでは、異業種交流型のまなびプログラムを1年を通じて開催しています。来年度も魅力的なプログラムやワークショップを企画・開催し、地域のみなさまのチャレンジを応援します。最新情報は、emCAMPUS公式サイトのイベント情報や、emCAMPUS STUDIOのFacebookからご確認いただけます。