陸上を走るドローンを知っていますか?~ プロジェクト会員活動レポート③~

みなさんは、「ドローン」をご存じですか?趣味やスポーツ競技として楽しむだけでなく、産業分野では空撮、設備点検、農薬散布、災害調査、さらには海域・海底調査など、ドローンは人手不足やアクセスが難しい場所で幅広く活躍しています。そんなドローンの可能性をさらに広げるべく、「陸上ドローン」を独自に開発し撮影ビジネスに挑戦されているのが、WHIRL WIND I.Fの原田伸一さん。

今回は、原田さんがemCAMPUS STUDIOを拠点に活動された3ヶ月のレポートをお届けします!

1.プロジェクトキックオフ

原田さんは2023年4月に起業し、陸上を走るドローン『陸上ドローン』(現在、特許申請中)を開発。同年9月、その陸上ドローンと、DJI航空ドローンとの360°スイッチ撮影を国内で初めて成功しました。emCAMPUS STUDIOで開催されてきた『ドローンビジネスなんでも座談会』にも参加され、emCAMPUS STUDIO主催のハッカソンのイベントの様子も、陸上ドローンと航空ドローンとのハイブリッド撮影をおこないました。週末には、各地のイベントや展示会などへ積極的に参加し、陸上ドローンと撮影した映像のPRを重ねてきました。今回は、そんな陸上ドローンを活用した撮影サービスの販路拡大を見据えたワークショップを開催してみようと、プロジェクト会員の活動をスタートしました。

キックオフイベントでは、陸上ドローンの実機も持参され、どんな撮影が可能なのか、どんな活用方法があるのか、といった説明に加え、起業のきっかけや今後の短期・中期・長期計画などをお話いただきました。

その後、emCAMPUS STUDIO スタッフとの打合せを重ね、プロジェクト期間中に開催するイベントを検討しました。夏休み期間を挟むことを活かして、親子向けのイベントとして実施することを決定。内容は、原田さんが陸上ドローンで撮影した、豊川市の大イチョウや桜並木の映像を手作りの半球ドームに映し出すというもの。親子で半球ドームを手作りし、360°撮影された動画の視聴体験をしていただくワークショップにしよう!と決まりました。

2.中間報告会

まずは、スタッフと関係者でプレイベントを開催。段ボールを使ってドームを作ってみました。

ドームの大きさは横幅1.2m、高さ1mほど。実際に手を動かしてみると、ダンボールの加工は思ったより力が要ること、自立するドームにすることが短時間では難しかったことなどから、素材を変更。

後日、プラスチック製段ボールで再度トライ。今度は加工性も自立力も高パフォーマンスです!

また、時期を同じくして、豊橋市の未来産業創出事業補助金をはじめ、各種補助・助成事業へエントリー。そのうちのひとつが選考を通過しました!
中間報告会では、ここまでの活動内容や学びを発表。今後の動きについても、アドバイスをいただきました。

3.イベント開催

イベントには、5組13名のご家族に参加いただきました。
また、4社からスポンサーもいただき、ロゴステッカーを貼り付けさせていただきました。

当日の様子は、ぜひこちらのレポートをご覧ください!

4.プロジェクトクロージング

3か月間のプロジェクトもあっという間にクロージング。8月9日には、クロージングイベントとして、この3ヶ月間の歩みを振り返り、発表しました。

プロジェクト会員としての活動は3ヶ月で区切りとなりますが、原田さんの取り組みはこれからもますます進んでいきます!
陸上ドローンを活用した360°動画撮影へのお問い合わせも随時受け付けておりますので、このレポートをご覧いただき、興味を持たれた方はぜひお気軽にご連絡ください。

★原田さんの事業紹介は、やしの実FM YouTubeチャンネルのアーカイブでもお聞きいただけます!

(前半編) https://youtu.be/FaMzHxgWTbA?feature=shared 

(後半編) https://youtu.be/dwSGaUxedBA?feature=shared 

★ WHIRL WIND I.Fの紹介はこちらから!