THE COURTYARD KITCHEN×emCAMPUS FOODコラボイベント開催

emCAMPUS FOODにて、定期開催している、地域の“農”と“食”を楽しみながら学べる「Farmers Collection」。
第17回目となる今回は、浜松の老舗菓子メーカー・春華堂とのコラボレーションという、これまでにない特別版として2025年5月10日(土)に実施しました。

“うなぎパイ”で知られる春華堂は、お菓子の枠を越え、地元の食材や文化を活かしたレストランやイベントにも力を注いでいます。今回は、そんな春華堂が運営する「nicoe(ニコエ)」のシェフとともに、遠州と東三河それぞれの地域の農と食をクロスさせたコラボレーションランチが実現しました。


イベント当日は、emCAMPUS FOODの髙木シェフが遠州の食材を、THE COURTYARD KITCHEN(nicoe内)の薫森シェフが東三河の食材を担当。
それぞれの土地のめぐみと技を掛けあわせた、ランチコースを披露しました。



前菜は髙木シェフによる、絹姫サーモンと両地域のこだわり野菜を使用した彩り豊かなサラダ。
続いて登場したのは、遠州産の新玉ねぎとチーズのクリームソースを使ったショートパスタ。優しい甘みとコクが広がる一皿に、参加者からも思わず笑みがこぼれます。
メインからは薫森シェフが担当し、東三河産のカブやほうれん草を添えた三州豚のロティを提供。地元の野菜をふんだんに使い、力強さと繊細さを両立させた料理に仕上げました。デザートには、浜松の豆腐専門店「勘四郎」の豆腐を使ったレアチーズケーキ。さっぱりとしつつも、素材のやさしさを感じる一皿でコースを締めくくりました。


料理の合間には、生産者によるトークセッションも実施。
東三河からは、新城市作手地区でホウレンソウや米の栽培を手がける「チーム550」竹下健二さん、200種以上の野菜を育てる「SFIDA」白井俊充さん・陽さん(幼なじみのお二人)が登壇。
遠州側からは、浜松市篠原町で野菜とハーブを育てる「ヤママツ鈴木農園」鈴木成典さん、佐浜町にて100年以上続く「倉田農園」倉田幹夫さんが登場しました。
生産の背景や地域の風土、農業への想いなど、普段はなかなか聞くことのできないエピソードが交わされ、会場全体が一体となるようなあたたかな空気に包まれました。



肩ひじ張らずに楽しめる雰囲気の中、料理人・生産者・参加者が自然と会話を交わしながら、地域の“おいしい”“こだわり”と改めて向き合う時間に。地域の境界を越えて生まれたつながりは、新たな交流のきっかけとなり、これからの“農と食”の可能性を感じさせてくれる一日となりました。


次回は、7月27日(日)に、春華堂が運営するnicoe「THE COURTYARD KITCHEN」にて開催予定。
・nicoe HPはこちら
・東三河フードバレーHPはこちら
・nicoe Instagramはこちら
・emCAMPUS Instagramはこちら
・その他過去の「Farmers Collection」はこちら