ハッカソン ~食と農の新しい価値を創造しよう~開催!

ハッカソンという言葉は、「hack(ハック)」と「marathon(マラソン)」という言葉に由来します。プログラミングをするという意味合いのhack(ハック)とゴールまで走り続けるmarathon(マラソン)を組み合わせています。
1日や2日といった時間の中で、集まった参加者がチームを組み、グループワークをして、アイデアを深め、発表会まで走り抜けるイベントです。

今回、emCAMPUS STUDIOで、食と農の新しい価値創造をテーマに、ハッカソンを開催しました。

運営は株式会社Lirem

Liremは起業家の育成と事業創出を支援する複数の事業を展開しています。学生起業家として事業創出の経験をしたことを武器に、新たな価値創出に取り組む方を支援しています。
代表の籔内龍介さんは宇部工業高等専門学校を卒業して、豊橋技術科学大学に3年次編入。豊橋技術科学大学在学時に、Liremを創業、代表取締役に就任しました。Missionとして、「記憶に残る人生を送る人で溢れる世界を創る」を掲げて、社会の仕組みを根底から変えるため様々な事業を展開しています。モットーとしている「Live a life you will remember」は世界的DJのAviciiのThe Nightsの歌詞の一節から取られたものです。この言葉はLiremの社名の由来にもなっています。

ハッカソン スタート!

まず初めに、開催趣旨の説明や、基本的な進め方の説明が行われました。ハッカソンとは何かという説明や、ウォルト・ディズニー由来の発想法である3つの部屋「夢想家」、「実務家」、「批評家」の説明を行い、アイデアをブラッシュアップする際に、夢を膨らませることと、現実的に考えること、批判的に見ること、それぞれの視点で考えることの大切さを説明しました。この後、実際にemCAMPUS STUDIOのサロンスペースやSEMINAR ROOMを3つの部屋に見立て、グループワークの際に活用して欲しいと説明が行われました。

その後、話題提供として、参加者の皆さんに対して、東三河の食と農の分野で、実際に取り組まれていることや、科学技術の進歩によって、見えてきた可能性の紹介が行われました。ホテルアークリッシュ豊橋の今里総料理長からは、東三河フードバレー構想のもとで取り組まれていることについて、豊橋技術科学大学 先端農業バイオリサーチセンターのセンター長を務める高山教授からは、農業分野の科学技術について、それぞれの視点から話題提供が行われました。

アイデアピッチで仲間を見つけよう!

話題提供のあとは、参加者それぞれがやりたいことや、課題に思っていること、自分の得意分野をピッチ形式で発表しました。短時間で分かりやすい提案をするプレゼンテーションが、ピッチと呼ばれます。今回は一緒にアイデアを検討する仲間を探す目的で行いました。

参加者全員がピッチをした後、良いなと思うアイデアや、一緒に組みたいテーマに投票し、チームをつくるための交流に進みました。参加者はそれぞれ、考え方を聞いたり、どんなグループワークをしていくかの意見交換をして、チームを組みたい人のところに集まりました。

盛り上がるグループワーク

昼食の後はグループワークの時間となりました。アイデアピッチの後、4つのグループが結成されました。各グループに分かれ、それぞれ自分達のアイデアをブラッシュアップし、プロトタイプの制作に向けて取り組みました。
グループワークの際には、メンターと呼ばれる支援者が寄り添い、グループワークの支援を行いました。今回の参加者には、東三河で農業を営む生産者の方や農業資材を取り扱う会社の方、飲食店経営に関わっている方など、幅広い方が参加していたため、グループの垣根を超えてヒアリングやアンケートをするなど交流が見られました。

最終発表

最後に各チームが順番に発表を行いました。優秀賞は新しいスタイルの観光農園に関するビジネスアイデアを発表した「チームラボカン」が手にしました。チームラボカンはメンバーの強みを生かした提案であることや、農業が盛んな東三河でやる意義などが審査員から高く評価されました。
他のチームでは、農業分野の人材育成/後衛者問題の解決に対するアイデア、米粉を活用したシフォンケーキの新たな販売戦略、国産のバニラビーンズといったアイデアが出されました。

emCAMPUS STUDIOでは、今後も新たなことに挑戦したい若者や起業家の方、会社のなかで新規事業創出に挑んでいる方のためのイベントやプログラムを提供していきます。
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