東三河グローアップミーティング 第2回『東三河の食と農』が開催されました

第2回は現地視察をメインとした内容

東三河グローアップミーティングは「地域の価値を見つけてひらく」をテーマに、東三河懇話会とemCAMPUS STUDIOの連携により、企画・運営されています。

2023年8月30日(水)に、2023年度東三河グローアップミーティング 第2回『東三河の食と農』が開催されました。
第2回は、トヨタネ株式会社 研究農場の現地視察と、emCAMPUS STUDIOでの食と農に関するグループワークという内容で、参加者は19名、東三河の地域の企業や起業家、スタートアップの方が参加しました。

みどりの食料システム戦略

トヨタネ株式会社 研究農場に向かう途中は雨模様でした。バスの車内では、天候を心配する声が聞かれましたが、現地への到着と同時に天候が回復しました。
トヨタネ株式会社の会議室にて、同社栽培支援部の千賀様から「SDGs及びみどりの食料システム戦略についての取組み等のご紹介」として、会社概要、研究農場の来場者数の推移、各種見学会の開催内容が紹介されました。同社の「みどりの食料システム戦略」として研究農場で取り組まれているCO2のゼロエミッション化、化学農薬の使用量50%低減、科学肥料の使用量30%低減などの取り組み内容について、詳細な説明がありました。

また、同社栽培支援部研究農場担当の友次様から「トヨタネ株式会社研究農場の取組みのご紹介」として、品種比較試験、栽培試験・商品開発・実証、環境制御機器の展示・商品知識の蓄積、圃場見学の内容について説明がありました。
説明終了後の質疑応答では、参加者から多くの質問が出され、活発な意見交換が行われました。CO2削減に対する期待の声や就農支援の実態など、参加者の興味・関心の高さがうかがえました。

農場見学

説明会終了後、第6圃場にてキャベツ品種比較試験の状況を、見学圃場Aハウスでは「ココバッグシステム」、「ロックウール」、「天敵資材」の使用状況を、B・C・Dハウスではミニトマト、大玉トマト、バラエティートマトの品種比較試験を、Eハウスでは育苗試験、種子繁殖イチゴ、クラウン温度制御装置を、Iハウスでは高濃度ミニトマトの品種比較試験、アグリーフ装置を、またJハウスではきゅうりの高収量・安定生産技術の確立、真呼吸(CO2施用システム)などの状況を視察しました。

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現地視察を終えた後、emCAMPUS FOODに移動し、昼食となりました。昼食の際には、emCAMPUS FOOD担当責任者の久曽神様より、ホテルアークリッシュ豊橋の立ち上げからemCAMPUS FOODにおける食と農に関する各種取組について、配布資料をもとに詳細な説明をしていただきました。

東三河の食農を考えよう!

午後はemCAMPUS EAST 5階のemCAMPUS STUDIOにて、東三河の食と農の魅力や、将来展望について構想するグループワークを行いました。
参加者が4班に分かれ、①【トヨタネ研究農場の振り返り】、②【emCAMPUS FOODと東三河の農業の振り返り】の2テーマについて個人ワーク&グループワークを行いました。
グループで検討した後は、各班の代表者による共有が行われ、質疑応答など、活発な意見交換が行われました。

emCAMPUS STUDIOでは、今後も東三河懇話会と連携し、東三河グローアップミーティングを運営していきます。東三河のよりよい未来へ、産学官民の連携により地域をつなぐ活動を今後も継続して展開していきます。

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