第12回 IT農業ネットワークシンポジウム開催!~農業におけるSDGsの取り組みを考える~

2023年3月4日(土)、豊橋技術科学大学 先端農業・バイオリサーチセンターのプログラム修了生らでつくる第12回 IT農業ネットワークシンポジウムが、IT農業ネットワーク主催でemCAMPUSにて開催されました。

emCAMPUSで初開催!

4年ぶりにリアル開催された今年のIT農業ネットワークシンポジウムは、emCAMPUS FOODとemCAMPUS STUDIOで開催されました。
STUDIOにてシンポジウムとアグリセッション(IT農業ネットワーク会員および協力企業の活動のパネル展示)を開催し、FOODの特設スペースにて、農産物・6次化商品販売が行われました。

農業におけるSDGsの取り組み

今回のテーマは「農業におけるSDGsの取り組み」で、基調講演として三枝正彦東北大学名誉教授が「地域に根差した農業の発展とSDGs」と題して講演しました。
ロボットやAI、IoT、ICT等の先端技術を活用したスマート農業による生産性向上や食料自給率の向上、環境保全によるSDGsへの貢献について話題提供が行われたほか、各種事例紹介も行われました。

続いてIT農業ネットワーク会員である鈴木晋示氏から、「稲作、シイタケ栽培等におけるSDGsの取り組みについて」と題した講演が行われました。SDGsに関するビジョンを検討した過程や、音羽米研究会の菌床シイタケへの挑戦、ソーラーシェアリングなどの具体的な事例が紹介されました。
冨田雅則氏から「里山を守ろう-放置竹林を考える-」と題した講演が行われました。里山の成り立ちや意義、生物多様性に関する説明や放置竹林が引き起こす問題、竹の資源としての有効活用について、話題提供が行われました。
冨田氏が代表取締役を務める株式会社冨田組は、竹林伐採の取り組みが高く評価され、2022愛知環境賞を受賞しています。
▶株式会社冨田組 愛知環境賞 地域密着の建設業をベースにした地域資源循環ビジネスモデル

豊橋技術科学大学のひらくスマート農業のみらい

シンポジウムには合計103名(現地参加が83名、オンライン参加が20名)が参加し、アグリセッション、農産物・6次化商品販売にも大勢の人が訪れました。
豊橋技術科学大学 先端農業・バイオリサーチセンターでは、最先端植物工場マネージャー育成プログラム、IT食農先導士養成プログラム、東海地域の6次産業化推進人材育成など、スマート農業に取り組む皆さんを支援するための様々なプログラムを提供しています。

興味のある方は、ぜひホームページをご覧ください。

▶豊橋技術科学大学 先端農業・バイオリサーチセンター ホームページ