「エコフィードのプロフェッショナル」有限会社 環境テクシス

有限会社環境テクシス 代表取締役 高橋慶さん

東三河で持続可能な世界に向けて社会課題に取り組む食・食文化の創造者(東三河フードクリエイター)を見つけ、日本や世界に発信していく東三河フードクリエイター配信。
今回は有限会社環境テクシスの代表取締役 高橋慶さんにお話を伺いました。

Q. 有限会社環境テクシスはどんな取り組みをしていますか?

家畜の餌を作ることをメインとしております。最近では東三河を拠点に北海道から沖縄まで、飼料として利用されていなかったものを餌にして、畜産農家に届けるビジネスを展開しています。また、その事業を実証するため、自ら農場にて豚の飼育にも取り組んでいます。
国産の豚のうち約90%は輸入の餌で育っているため、味が似てきてしまいます。その中で「エコフィード」という輸入に頼らない餌にこだわることで、味に特色を出し、育てた豚の美味しさを実証することに挑戦し続けています。

Q. これまでの苦悩や失敗はありますか?

起業した当初は餌のことは全く知らなかったので、お客様に叱られながらもたくさん勉強させてもらいました。また、自分は地元が東三河ではないので、知らない土地で事業を始めることは大変でした。駆け出しの頃、プレリリースを新聞に取り上げていただき、繋がりが増えていきました。たくさんの方と繋がったことで仕事が増えていき、事業がなんとか立ち上がっていきました。ご縁を大切にしていきたいですね。

Q. 今後挑戦していきたいことを教えてください!

今後は生産の分野をさらに拡大していきたいと思っています。そのためには、そもそものブランド知名度もあげていきたく、ついに今年の春頃、肉屋をオープンさせます!
まずは消費者や料理人に知ってもらうこと、使ってもらうことが重要だと考えています。
他にも、もともと農産物が好きなのもあり、いずれは畑事業にも手を出していきたいなと思っています。それが、既存の事業と繋がっていくのも狙いの一つです。
さらに海外にも視野を広げて、海外での調査事業も始めていきたいです。

Q. 今後の東三河の食や農に対してどのような未来を期待していますか?

東三河には素晴らしい生産物が多いので、地産地消のレストランが増えていけば嬉しいです。また、実は頑張っている人が多く秘めているので、そのような方がもっと表に出てくるべきですし、そういった機会が増えれば良いなと思っています。
そのためには、地域内での交流にとどまらず、地域外や世界に向けての情報発信をたくさんやるべきですよね。東三河の食・農を盛り上げるためにも、豊橋サイエンスコアのレストラン版みたいなものができたら面白そうです。例えば、らーめん横丁や肉祭りのような、同じ業種でのスタートアップレストラン街みたいなものができれば、話題にもなり面白そうだなと思います!

トピック「実は私は…こんな人!」

お酒が大好きでお酒にあわせて料理を作ったりもします。自分がパスタを作りたいと思ったらそれにあわせたベーコンを作るなど、自分の趣味から仕事を創出していますね。
あとは、最近はカヤックを始めたいと思っています!それができるのがこの東三河なので、ぜひこの地域の特色を生かした趣味を増やしていきたいですね。