豊橋技術科学大学でレゴ®シリアスプレイ®ワークショップ開催!「技科大の秘めた可能性を掘り起こす」

emCAMPUS STUDIOでは、東三河地域の人と組織の活躍を盛り上げるため、地域の社会人が学び合う機会を多数提供しています。今回は、2025年8月4日(月)に豊橋技術科学大学キャンパスで開催した、レゴ®シリアスプレイ®ワークショップについてレポートします。職員の相互理解と、これまでにない職員同士の組み合わせから、自分たちの組織=技科大の新たな強みを探るため、豊橋技科大キャンパスで開催しました。当日は、普段なかなか本音で話す機会の少ない他部署の職員同士で、レゴ®ブロックを通じた対話と内省を深め、組織と、そこで働く自分自身の新たな可能性を考えました。

レゴ®シリアスプレイ®とは?

レゴ®シリアスプレイ®は、自分自身との対話と内省を促しながら、想像力や問題解決能力を養うための体験型プロセスです。ビジネスの現場を中心に、自己理解、組織開発、チームビルディングなどに幅広く活用されています。emCAMPUS STUDIOでも、運営ビジョンや方針の策定にレゴ®シリアスプレイ®が用いられるなど、頻繁にワークショップが開催されています。

ワークショップのテーマと構成

今回のワークショップは、豊橋技科大の職員のみなさま総勢36名が参加し、「豊橋技科大の秘めた可能性を掘り起こす」をテーマに開催しました。最初に取り組むのは、レゴ®ブロックの使い方に慣れる「スキルビルディング」です。参加者はそれぞれウォーミングアップ的に様々な作品を制作し、普段は言葉にしにくい考えや思いをレゴ®を通して表現することで、新たな視点や発見が生まれる時間を楽しみました。メインファシリテーターは、emCAMPUS STUDIOスタッフでもあるRf 河口哲也さんが務め、テーブルファシリテーターとして塩谷登志栄さん、本多洋介さんにサポートいただきました。

ワークショップ本編は、以下の3つのステップで進行しました。

① 自分なりの技科大のありたい姿をレゴで表現

② ①の作品から、自分にとってのありたい技科大の姿に外せない“コアパーツ”を抜き出し、同じテーブルの全員のコアを組み合わせ、ありたい技科大を表す1つの作品をレゴで表現し、参加者全員にプレゼンテーション

③ 最後に、②で表現した技科大をより良くするために、自分がどのような意識で仕事に取り組みたいかをレゴで表現し、テーブルメンバーにプレゼンテーション

参加者の所属や立場は様々でしたが、初対面の参加者同士も短時間で打ち解け、楽しそうにワークに取り組んでいた様子が印象的でした。また、ブロックを使って「①個人→②全体→③個人」の順に作品をつくることで、他者理解をベースにテーブルメンバー同士の一体感と組織への思いを高め、パワーをもって自己理解と自己効力感の向上につなげることが出来ました。特に③では、参加者それぞれが「その人らしさ」や、自身の今後のキャリアと未来の技科大とのかかわりを表現する力のこもった作品が多く見られました。

emCAMPUS STUDIOでは、今後も新たな価値創出に取り組む方や、それを支える組織風土づくりにチャレンジする方々を支援する様々なプログラムを提供していきます。今回のようなワークショップの他にも、様々な研修や交流会を企画・開催していますので、最新情報は、emCAMPUS公式ホームページのイベント情報や、STUDIOのFacebookからチェックしてみてください。

ファシリテーターの紹介

河口 哲也(かわぐち てつや)

Rf 代表 TEDxHamamatsu オーガナイザー

TEDxHamamtsuを2015年から開催する傍らで、浜松市内のFUSEや、豊橋市の emCAMPUS STUDIO の立ち上げなどに携わる。組織やチームのコミュニケーションのあり方を問い直しつつ、コミュニティや、場づくりのサポートを行っている。
2021年よりレゴ®シリアスプレイ®メソッド トレーニング修了認定ファシリテーターとしても活動中。