ドローンビジネスなんでも座談会 あいちモビリティイノベーションプロジェクト
「さまざまな分野で注目を集めているドローンをビジネスに取り入れたい」
「ドローンビジネスで起業したい」
そんなことをぼんやりと考えている方も多いのではないでしょうか?
「ドローンって何が出来るの?」
「うちでもドローンを使ってみたい!」
そんな意見交換・情報交換を気軽に行う座談会の特別版が開催されました!
この座談会は、 emCAMPUS STUDIO 会員のみかわ元気ものがたり鈴木達也さんと、 Inflight 加藤光造さん、そして emCAMPUS STUDIO が仲介し運営しています。 ドローンを活用したビジネスを幅広く手掛ける みかわ元気ものがたり、ドローンを対象とした保険やドローンのレンタル、シェアビジネスを展開する Inflight 、2社のドローンビジネスのすそ野を広げ、ビジネスの可能性を切り開きたいという思いに emCAMPUS STUDIO が共感し、ドローンについてざっくばらんとした意見交換をしたり、ネットワーキングをする機会として運営しています。
あいちモビリティイノベーションプロジェクト
はじめに登壇したのは、愛知県経済産業局 革新事業創造部 岡田明之 氏。愛知県が仕掛けるあいちモビリティイノベーションプロジェクト「空と道がつながる愛知モデル2030」の事例について紹介しました。
愛知県の産業構造の特徴やあいちロボット産業クラスター推進協議会のあゆみについて触れた後、本題となるあいちモビリティイノベーションプロジェクト「空と道がつながる愛知モデル2030」の説明に入りました。このプロジェクトは2022年、民間からの提案を起点に、社会課題の解決と地域活性化を図る官民連携プロジェクトとして始まりました。プロジェクトでは、空と人、空とモノ、道と人、道とモノをつなげ、自動化したドローンや空飛ぶクルマ、自動運転車両による新しいモビリティ社会の実現を目指しています。プロジェクトの推進体制や実証実験の内容、イベント出展の事例などについて紹介されました。
ドローンの現在と未来/空飛ぶ軽トラ
次に登壇したのは、株式会社プロドローン 執行役員 竹島 周作 氏。「産業用ドローンのいまとこれから」と題して、事例紹介が行われました。
まずは、ドローンの世界市場の動きや日本市場の動向、中国のドローンメーカーDJIが市場を独占しているという話が紹介されました。「チャイナリスク」を背景に、世界各国で国産ドローンに向けた関心が高まりつつあるということに触れられました。
普及フェーズに入ったドローンについて、今後は商用での飛行、社会実装やマネタイズが課題となってきます。また、法整備が進むなかで、どのようにドローンと向き合うか、という点が問われていることが指摘されました。
株式会社プロドローンでは「地域から一番信頼されるドローンカンパニーになる。」をビジョンに掲げ、名古屋に拠点を置いて活動しています。平時も災害時も使えるドローンを開発すべく、機体開発と実証実験に取り組んでいます。イベント開催時には、実際の実証実験の様子を撮影した動画を再生し、様々なシチュエーションでの活用イメージを紹介しました。
ドローンがひらく未来
ディスカッションでは愛知県の展開する革新事業創造提案プラットフォームに関する質問や、株式会社プロドローンの機体開発に関する方向性、ドローンでなければ出来ないこと・ドローンでなくても出来ることなど、ドローンをビジネスにおいて使う起業家の視点を中心に質疑応答が交わされました。
イベント終了後も多くの参加者が会場に残り、名刺交換をしたり、質疑応答の時間では話しきれなかった話題について、意見交換が交わされたりしていました。
ますます熱が高まるドローンについて、今後もドロービジネス何でも座談会にて交流の機会を提供していきます。ドローンが気になる方はぜひ、お気軽にお越しください。
主催者&登壇者紹介
株式会社みかわ元気ものがたり
ドローンビジネス、新産業おこし、環境、高齢者、インバウンドという社会のニーズにマッチしたキーワードでビジネスを仕掛ける。代表の鈴木達也さんは行政書士としても精力的に活動する。
株式会社Inflight
ドローンを活用した事業として、点検や撮影、測量、農業分野で各種サービスを展開するほか、ドローンのシェアサービスも行う。保険代理店事業としては損害保険や生命保険の代理店をするほか、カーリースの代理店も行っている。グループ会社の加組は豊橋市で25年続くとび・土工業の会社。