まちを知り、まちを伝える ~まち歩きで発信する豊橋の魅力~ まち歩きマップ紹介

9月27日、28日、10月19日、emCAMPUS STUDIOでまち歩きワークショップ『まちを知り、まちを伝える~まち歩きで発信する豊橋の魅力~』が開催されました。今年度は『受け継がれてきたもの/受け継ぎたいもの』をテーマに、2つのチームをつくり、まち歩きをおこないました。

今回はワークショップで作成された、2つのマップについてレポートします。

★ワークショップ当日の記事はこちら

チームテーマ:記憶の継承

「記憶の継承」チームは、まちなかを歩きながら“通り”に着目しました。
豊橋のまちなかには、ときわ通りや広小路通りなど、実に10を超える“通り”がありますが、そのなかでも「大手通り」に注目しました。

「大手通り」は、かつては路面電車も走ったメインストリート。
昭和19年の地図を比較して掲載し、周辺の史跡や歴史的建造物だけでなく、いまも営業を続けられている老舗料亭や、近年惜しまれつつも閉店した甘味処なども紹介しています。
これらのスポットを通じて、“その通りはどんな場所であったのか”を伝えるマップに仕上がりました。

チームテーマ:店舗や建物

奇しくも「店舗や建物」チームも“通り”という視点からアプローチ。旧東海道を実際に歩き、その面影を残す店舗や建物を探しました。

こちらも、江戸時代の城下町の絵図を比較に掲載。実は、曲尺手町周辺はその名の通り旧東海道が複雑に折れ曲がり、実際に歩いていても標識を見失ってしまうエリアです。ゲストのみなさんにもヒントをいただきながら丁寧につきとめ、マップ上ではタイムスリップを楽しめるよう、歌川広重の浮世絵版画も掲載しました。

マップ展示のご紹介

2つのマップに加えて、チームのテーマに関係なく、ひとりひとりが「いいな」と感じた場所を3~5か所ずつ出し合い、写真とキャプションをまとめました。それぞれがどんな感性で「いいな」と感じた一枚なのか、ぜひご覧いただきたいと思います。

すべてのマップは12月26日(木)まで、emCAMPUS EAST 1Fで展示予定です。まちなかへお越しの際はぜひお立ち寄りください。