まちを知り、まちを伝える ~まち歩きで発信する豊橋の魅力~
10月3日(金)、4日(土)、11日(土)、11月1日(土)の4日程にわたり、emCAMPUS STUDIO主催の『まちを知り、まちを伝える~まち歩きで発信する豊橋の魅力~』を開催しました。
『まち歩きワークショップ』とは?
今年で4回目となる本ワークショップ。
「まちを知り、まちを伝える」手法のひとつとしてまち歩きを行い、最終的にオリジナルマップをチームで制作することをゴールにしています。
今年は初の試みとして、PLATEAUなどの3D都市モデルを使った“バーチャルまち歩き” も実施しました。
本記事では、全4回の様子をレポートします♪
Day1 キックオフ
まちなかをテーマにしたゼミ活動が活発な、愛知大学地域政策学部の駒木先生を講師にお迎えし、「まち歩きとは?」から学びをスタート。
グループワークでは、「どんなまち歩きをしたい?」「どんな視点に興味がある?」など自由に意見を出し合い、KJ法でまとめるワークにも挑戦しました。



その後は、Day2でのフィールドワークに向けて、まち歩きのポイントをレクチャー。
また、emCAMPUS EASTの2F・3Fにあるまちなか図書館に所蔵されたまち歩き・まちづくり関連書籍など、駒木先生やSTUDIOスタッフのおすすめ文献もご紹介しました。
Day1の様子は、地元のケーブルテレビ ティーズさんに取材いただき、10月8日(水)のHOTステーションで紹介をいただきました。
Day2 まちなかを学ぶ・歩く(豊橋編)
Day1で決めた方向性をもとに、まずはまち歩きの計画づくり。
ランチやお茶の時間も「まちなかで過ごす」ことを大切にしました。
当日はちょうど羽田祭の日。
いつもと少し違う、にぎやかなまちの雰囲気を体験できました。


午前中のフィールドワークを終えて、グループごとにテーマを決定。
メンバーの「この視点で歩きたい!」という気持ちが詰まったテーマが生まれました。


午後は、ワークショップ初年度にも関わってくださったFarmersの木村さんに、Farmers施設をご案内いただきました。DIYでつくられたレンタルスペースや、現在進行中のリノベーション計画現場も見学。
水上ビルの屋上にも特別に上がらせていただき、抜群の開放感を味わいました。



最後は、記憶が鮮明なうちに気づきを整理し、グループごとに共有してDay2を締めくくりました。
Day3 まちなかを学ぶ・歩く(バーチャル編)
Day3は、豊橋とは別のまちを「バーチャルまち歩き」で観察する日。
候補は 浜松・岡崎・安城 の3都市。
人口規模や駅の配置など、似ている部分もあれば個性的な点もあります。
Google Earth → PLATEAU → Googleストリートビューとステップを踏みながら、俯瞰 → 構造 → 実際の視点、という流れで観察を深めました。



PLATEAUの活用については、豊橋市 都市計画部 都市計画課さんからもご紹介いただきました。

また、技術メンターとして合同会社Drive BEASTの岡田陽さんにもお越しいただき、丁寧に操作サポートをしていただきました。

Day4 まちなかを描く・クロージング
最終日は、いよいよオリジナルマップ制作。
デザインや写真の選定、地図の構成、タイトルづくりなど、手と頭をフル回転させながら丁寧に形にしていきました。
追加の現地調査に出るチームもあり、最後まで主体的に取り組む姿が印象的でした。
そしていよいよ発表です。毎年、この発表をご覧いただいている㈱豊橋まちなか活性化センターの浅野さん、Day3で技術メンターを務めてくださった合同会社Drive BEASTの岡田さんにもお越しいただき、発表にコメントや質問を寄せていただきました。






いずれのグループも、メンバーの思いが詰まった、とってもユニークなマップに仕上がりました。マップづくりに際しての切り口も新鮮で、気づきと学びの豊かなひとときを過ごしました。
最後は、Farmersでのささやかな懇親会。木村さん、ご協力ありがとうございました!
ご参加いただいたみなさま、また、ゲストでお越しいただいたみなさま、本当にありがとうございました!
今回のワークショップで製作されたマップは、今月28日まで、emCAMPUS EAST 1Fで期間限定展示予定です。まちなかへお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。