「未来の植物を描く」グランドグリーン株式会社

インタビュー者:グランドグリーン株式会社 COO 諏佐啓太様

東三河で持続可能な世界に向けて社会課題に取り組む食・食文化の創造者(東三河フードクリエイター)を見つけ、日本や世界に発信していく東三河フードクリエイター配信。
今回は「未来の植物を描く」グランドグリーン株式会社のCOO 諏佐啓太さんにお話を伺いました。

Q. グランドグリーン株式会社はどんな取り組みをしていますか?

グランドグリーン株式会社は、作物の品種改良に着目し、ゲノム編集技術提供サービスと独自の種苗開発・生産販売を行っている名古屋大学発のベンチャー企業です。
名古屋の名大Lab では研究開発を、豊橋の研究農場では実証実験や試験栽培等を行っています。豊橋の研究農場は2つあり、合計で約3,500平米の広さでさまざまな研究を行っています。
ゲノム編集とは狙った遺伝子を切断し、遺伝子に変異を引き起こす方法です。従来の品種改良技術に比べて遺伝子を「狙って」変異させることができ、結果として短期間で品種改良が可能です。また、遺伝子組み換えのような厳しい規制がなく、高額な許認可費用が掛からないこともゲノム編集のメリットの1つです。
グランドグリーン株式会社の特徴としては、独自のゲノム編集技術を持っていることです。
日本や世界には多くの種苗会社がありますが、その中でゲノム編集を活用している企業はほとんどいません。比較的新しい技術であるため、汎用的な技術がなく、導入しようにも技術的なハードルが高いのが現状です。
弊社が開発した独自のゲノム編集技術は様々な作物に適用できる汎用的な技術が特徴の一つであり、種苗の開発を早く行うことが出来ます。従来の品種改良にかかる時間は10年と長いですが、グランドグリーン株式会社では「3年」で品種改良を行うことを目標にしています。

Q.ベンチャーとしてこの取り組みを始めようとしたきっかけは?

世界的な地球環境の変化や食料不足などの問題を解決したいと思ったことがきっかけです。
温暖化に代表される気候変動を避けることはできず、今後の植物環境や農業への影響は甚大です。激変する環境に対応するため、世界中の研究者が、様々なアプローチで必死に日々研究を行っています。その解決手段の一つが「品種改良」ですが、10年かけて品種改良を行ったとしても、環境の変化は早く、将来どこかの世代でしわ寄せがきます。 だからこそ、この期間を縮めていくことが重要だと思い、独自のゲノム編集技術などの先端のバイオテクノロジーを活用した品種改良に取り組んでいます。

Q. グランドグリーン株式会社の今後の展望を教えてください!

海外への展開に力を入れていきたいと思っています。
日本発のベンチャーが海外で活躍できる、そのようなロールモデルになりたいです。
また、研究者が研究した成果が実用化し日本、世界へ発信できる、そのような橋渡し役となっていきたいです。

Q. 今後の東三河の食や農に対してどのような未来を期待していますか?

産業として活性化してくためには、様々な産業・プレイヤーの集積が不可欠です。東三河地域の食と農をテーマにした取り組みは、非常に可能性を秘めたユニークな取り組みだと感じています。実際に、研究農場の開設をきっかけに東三河地域の様々な方と連携することができはじめています。我々も種苗に関するプレイヤーの一人として盛り上げて行ければと考えています。

トピック「実は私は…こんな人!」

今回はグランドグリーン株式会社の諏佐啓太さんにお話を伺いました。その人柄を紹介していきます!
諏佐さんは京都大学農学部の大学院を卒業されてから、一般企業へ就職、そして日本、ベトナムの農業生産法人でアグリビジネスに従事されてきました。
色々なところへ一歩を踏み出すことから、チャレンジ精神が豊富な方だと思います。

こちらのURLからグランドグリーン株式会社の取り組みをぜひチェックしてみてください!
https://www.gragreen.com/