フラダンス×キャリア支援。自分らしく輝く女性を支える「講師養成講座」――田中 美和さん
プロジェクト会員活動レポート㉑
起業・創業・新規事業の伴走支援プログラムである emCAMPUS STUDIO プロジェクト会員制度。その第6期会員として今回ご紹介するのは、フラダンサーであり、1,000人以上の女性を支えてきたキャリアカウンセラーでもある田中美和さんです。
「フラを通じて、女性が自分らしく働くための一歩を後押ししたい」という田中さんの熱い想いが、3ヶ月という限られた期間でどのように具体的なサービスへと形を変えていったのか。その伴走の記録をお届けします。
プロフィール:田中 美和(たなか みわ)さん
三河(豊橋・豊川・蒲郡・岡崎)を拠点に活動するフラダンス教室「Nani Lokahi HULA club」の主宰。14年前に2つの教室を持つことからスタートし、2026年現在は20の教室で100名以上の生徒さんにフラダンスを教えています。また、大学のキャリア支援室にてキャリアカウンターを担当し、1,000人以上の就労支援を行ってきた実績を持っています。

時間に追われる日々の中で見つけた「本当の自分」
田中さんのプロジェクトの原点は、自身の切実な経験にあります。かつての田中さんは、幼いお子さんの育児に奮闘しながら、正社員として人材派遣会社に勤務していました。朝から晩まで分刻みのスケジュールに追われ、心身ともに余裕のない毎日。「仕事にやりがいはある。でも、これは本当に私らしい生き方なの?」――。そんな疑問を抱えながら、理想と現実の間で葛藤する日々を過ごしていました。
そんな多忙な日々の隙間に、趣味として行っていたフラダンス。ある日レッスン先の先生から講師の手伝いを頼まれたことをきっかけに、「フラダンス講師」というこれまで考えていなかった新たな仕事に出会います。フラダンスを始めた5年後には、独立して自分の教室を持つことに。現在は大好きなフラダンスを仕事にすることで、ワーク・ライフ・バランスを実現させ、やりがいをもって働かれています。
「私と同じように、役割や時間に追われて自分を見失いそうな女性たちに、〝自分らしく輝く人生〟を実現するためにフラ講師という選択肢があることを知ってほしい」。田中さんが講師養成講座を立ち上げたのは、自身の経験を共有することで、一人でも多くの女性が豊かな人生を歩むためのサポートができると考えたことがきっかけでした。


伴走の3ヶ月:構想から「形」へのステップ
STEP1:ペルソナの言語化と市場の検証
最初は「何を、誰に、どう届けるか」という構想段階。伴走ではまず、田中さんの強みである「キャリア支援」をどうフラに掛け合わせるかをディスカッションしました。また、「誰に」届けたいのか、というペルソナについても話し合い、「20代後半から30代の、子育て復帰後で時短勤務やパート勤務をしている女性で、キャリアの限界を感じ、将来への漠然とした不安を抱えている方」と細かく言語化しました。
また、実際にフラダンス養成講座が全国にどのくらいあるのか、どのような運営をされているかの調査と、ヨガ講師養成講座などの競合になりうる事業の調査も行いました。
STEP2:実戦に即した「6ヶ月・30回」のカリキュラム構築
「卒業してすぐに教えられる」ことにこだわり、全30回のカリキュラムを策定。ハワイアン・フラの精神から、実際の指導法、さらには教室の開き方まで、田中さんが培ってきた14年間のノウハウを凝縮しました。このプロセスで、「生徒3人を教えることで、大手施設での講師以上の収益を確保できる」という具体的な収益モデルも策定。ビジネスとしての確信を深めていきました。
STEP3:届けたい人へのアプローチ(デジタルツールの活用)
当初、「デジタルやSNSは少し苦手」と語っていた田中さんでしたが、7月の告知開始に向けてSNSの運用の本格化に着手します。フォロワーに対しての「キャリアとフラを繋ぐ先生」としての顔の見せ方や、InstagramとFacebookの使い分けについて設計しました。生成AiやCanvaを駆使して、ターゲットの心に刺さる言葉を散りばめたチラシや、Googleフォームによる申込窓口作成についても挑戦しました。3ヶ月前には「もやもや」していた構想が、段々と「募集可能な商品」へと仕上がっていきました。

2026年秋、新たなステージへ
3ヶ月間という短い伴走期間でしたが、毎週のミーティングを「ワクワクする時間」と言ってくださった田中さん。プロジェクト会員として活動する中で、田中さんが得た一番の大きな変化は、「アイディアとして頭の中、心の中にあっただけのゼロの状態だったものが、現実として見える商品になったこと」だと言います。
そして、田中さんがこれから取り組みたいことは次の5つです。
- 高額商品を扱う上での規約の設定
- カリキュラムに必要なテキスト作成
- 申込窓口設定
- 情報収集(ヒアリングを継続)
- 仮チラシ内容の再確認
「発信しちゃえば、あとは一生懸命やるだけ。私の人生経験が何とかしてくれる」。そんな田中さんの力強い言葉通り、2026年9月の開講に向けて、着実にその準備を進めています。
田中さんの事業が、「誰かの人生を輝かせるためのひとつの選択肢」になりますように…。
emCAMPUS STUDIOは、これからも田中さんが生み出す「笑顔の自立」を応援し続けます!

